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セキュリティ(免税品・金融・保険)業界向け開発ストーリー

開封後、貼りなおしができない
封緘テープ

デュアルックは改ざん防止用の封緘テープです。
クラフトテープと印刷された薄いフィルム、粘着剤の3層構造になっておりそれぞれの層間接着強度、段ボール等への粘着力、テープとして巻いた状態での巻き戻し力を絶妙のバランスで設計することで、お客様のセキュリティ強化に貢献しています。

事例のポイント

  • 一度貼ったらはがせない
  • はがしたら元に戻せない
  • 開封した痕跡がわかる

王子グループ 機能材カンパニーが選ばれた理由

  • 剥がしたら再度貼り付けることができなくなる、疑似接着技術
  • クラフトテープメーカーとしてのブランド
  • 微妙な接着力バランスを達成できる製造技術

開発中に苦労したことについて

3つの力を同時に調整、バランスさせる製造技術

王子タック株式会社 タック営業部 手塚主任技師

デュアルックテープは、クラフト紙、印刷された薄いフィルム、粘着剤の3層で構成されていますが、設計するにあたり、最も苦労したことは粘着力をどのようにバランスさせるかということでした。

このテープは、クラフト紙と印刷された薄いフィルムとは疑似的に弱く接着し、梱包された段ボール箱や袋からテープを剥がそうとすると薄いフィルムが段ボール箱に残ってクラフト紙だけが剥がれ再貼付できず、薄いフィルムを剥がそうとするとフィルムは破れ、改ざんした形跡が残るという設計にすることで改ざん防止を図っています。

1. テープの巻戻し力
2. クラフト紙と薄いフィルムの疑似接着力
3. 薄いフィルム+粘着剤と段ボールの粘着力

3つの力のバランスが、私たちの製造技術です

の3つの力が1<2<3の順でなければならず、それぞれが少しでもばらつきが大きくなってこの順番逆転するようなことがあれば商品として成り立たないのです。
しかし製造工程で調整事項を増やすと、生産性を落としてしまったり、少しの外乱要因でスペックを外れてしまうことにもなりかねません。
そこで材料種類や塗料条件等について実験計画法を用いて最適水準を見出し、外乱要因として温湿度等の環境条件や製品取り位置(粘着加工をした大ロールからの採取場所:塗り始め、塗り終わり等)等の影響を確認、この3つの力がスペックとして定めた6σの範囲内に必ず収まる条件を見出し、改ざん防止のテープとして製品化しました。

開発の成果について

犯罪の防止だけでなく、未然抑止にも

開封した場合は、見た目にも明らか

製品化当初、クラフトテープに印刷されるとフィルムとの界面の接着力が変わり加工工程で接着力バランスが変化するなど、製造工程では想定できなかったトラブルも発生しました。
そういったことを乗り越えて、クラフト面への印刷も可能、フィルム面の印刷文言も変更可能と、カスタマイズに応えられる製品になりました。
このテープを使用することで開封されたことが判るだけでなく、フィルム面の印刷文字が透けて見えますからセキュリティ用のテープを使用していることがわかり、改ざんを未然に防止することができます。

今後の展開ついて

犯罪抑止からスタート、免税店での未開封証明、それから?

こうやって話をしている時にも、アイデアをもらうことがあります

当初は段ボールへの貼付をメインに設計をし引っ越し荷物などの盗難防止を狙いましたが、保険や金融商品等の申込み書類が入った封筒のような重要な個人情報の保護にもお役に立つでしょう。
最近では免税店等でもご利用いただいており、購入後の開封が無いことを税関に対して証明できるようになっています。
クラフトテープ部分およびフィルム部分に印刷ができますので、文言や柄・デザインを変えることで様々な使い方ができるのではないでしょうか。

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